前へ
次へ

モーダルシフトと軽貨物運送業の提携ビジネスモデル

公民の教科書にも登場する「モーダルシフト」という言葉の意味を知っていますか?この言葉は1997年の京都会議から有名になりました。これまで長距離運送を担っていたトラックを、エコロジーな鉄道軽貨物運送に置き換えるというものです。京都会議から20年以上経過した現在、実際にトラック運送から、一時期は死に体といわれた鉄道軽貨物運送へと移りかわり、その勢いを取り戻すようになりました。そうした中で軽貨物運送ドライバーの仕事は減るのでは?という声も上がりましたが、その予想とは裏腹に軽貨物運送ドライバーの需要は大きく伸びています。何故なら、鉄道軽貨物運送は貨物駅まで運送できても、その先へは進めません。その為、貨物駅とエンドユーザーの橋渡しを担うのが、軽貨物運送ドライバーというわけです。これは例えるなら、大きな血管は鉄道軽貨物運送、大きな血管から派生している末端の血管が軽貨物運送ドライバーといった具合に例えると分かりやすいかもしれません。鉄道軽貨物運送と軽貨物運送ドライバー、それぞれ役割が異なるので住み分けが出来ているというわけです。昨今では貨物駅から軽貨物運送ドライバーへの引継ぎをスムーズに行う為の提携ビジネスも出現してきています。

Page Top